2020年11月、恋人の誕生日が自分と同じ11月ということもあって、かねてから泊まりたいと思っていたメズム東京で誕生日ステイを満喫してきました。マリオットのブランドとしては初めて泊まるオートグラフコレクションのホテルでしたが、大変思い出に残るひと時を過ごすことができました。

なぜメズム東京を選んだかというと、それはバルコニー付きの客室とクラブラウンジが魅力的だったからです。2020年4月の開業以来ずっと気になっていたホテルにようやく泊まることができました。
フロントの横にあるバー&ラウンジは、夜になるとピアノや歌などの生演奏が行われ、ムーディーな雰囲気に包まれます。

SPGアメックスの無料宿泊特典+追加料金でエグゼクティブクラスへ
誕生日とはいえ、正規料金でエグゼクティブクラスの客室を予約するとなると軽く7〜8万はかかってしまうので僕のような中小企業のサラリーマンには少々厳しいのが正直なところです。そこで今回はSPGアメックスから毎年もらえる無料宿泊特典を使ってスタンダードな客室を予約し、追加料金で差額分を支払う形でエグゼクティブクラスにアップグレードしていただきました。
※メズム東京は2021年3月からカテゴリー7にアップされたため、SPGアメックスの無料宿泊特典(50,000ポイント相当)が使えるのはオフピークのみとなってしまいました。
chapter 1 |
chapter 1 ガーデンビュー ※ツインのみ |
chapter 1 エグゼクティブ |
chapter 1 エグゼクティブ、ガーデンビュー ※ツインのみ |
chapter 2 ガーデンビュー ※キングのみ |
chapter 2 エグゼクティブ ※キングのみ |
chapter 2 エグゼクティブ、ガーデンビュー ※キングのみ ★こちらにアップグレードしていただきました |
chapter 3 スイート、ガーデンビュー |
chapter 4 スイート、ガーデンビュー ※キングのみ |
chapter 1は客室の広さが40㎡ですが、chapter 2は43㎡〜44㎡と少し広くなっています。また、chapter 1のガーデンビューはベッドタイプがツインのみであるのに対し、chapter 2はキングのみとなっています。建物の外から見ると上の階にいくほどバルコニーの面積が広くなっている構造に見えたので予約の際は高層階をリクエストすることをおすすめします。
無料宿泊特典+追加料金のアップグレードについてホテルに問い合わせたところ、chapter 1のエグゼクティブクラスのガーデンビュー(40㎡)なら差額30,000円(税・サービス別)でアップグレード可能だがベッドタイプはツインのみとのことだったので、今回はキングのベッドタイプがあるchapter 2のエグゼクティブクラスのガーデンビュー(43-44㎡)に差額33,000円でアップグレードしてもらうことにしました。
chapter 2 ガーデンビューに宿泊
メズム東京に泊まるならガーデンビューのお部屋が絶対におすすめです。

バルコニー以外の部分はガーデンビューと反対側(シティビュー)の客室と基本的に同じだと思いますが、バルコニーがあることで部屋がとても広く感じます。

今回アサインされたお部屋が何階だったか忘れてしまいましたが(たぶん24階)、かなりの高層階だったためバルコニーの面積が広く、バーベキューができるほどの贅沢な広さでした。隅田川の花火大会とかも見えるのでしょうか。ここでビールを飲みながら花火を観れたら最高すぎます。

天候にも恵まれ、浜離宮恩賜庭園やベイエリアの景色を眺めながらバルコニーで飲んだビールやコーヒーは自分の家で飲むよりも100倍おいしく感じました。
一つひとつのアイテムがおしゃれで可愛いです。左の本のような箱の中には歯ブラシや髭剃りなどのアメニティが入っています。
クラブラウンジ「クラブメズム」
バルコニー付きの客室が素晴らしいメズム東京ですが、もうひとつ素晴らしいポイントはクラブラウンジです。

ホテルでのおこもりステイを楽しむうえで、やはりクラブラウンジの存在は大きいです。僕は基本的にクラブラウンジの有無をホテル選びの最優先ポイントに考えています。
メズム東京のクラブラウンジ「クラブメズム」では以下のようなフードプレゼンテーションが行われていました(2020年11月時点)。
- 朝食(7:00-11:00)
- ドリンクサービス(11:00-22:00)
- 乾杯カクテル(16:30-22:00の時間帯で90分3部制)
※2021年4月以降はサービス内容が変更されている可能性があります。
2020年は緊急事態宣言などの影響もあり、料理は4月の開業以来ずっとセットでの提供となっていましたが、11月からブュッフェ方式に変わるという情報を小耳に挟んでいたこともこの時期にメズム東京に宿泊することを決めた大きなポイントでした。

ドリンクサービスの時間帯は、クッキー、サンドイッチ、フルーツ、パウンドケーキなどの軽食のみですが、ビール、ワイン、シャンパンなどのアルコール類も自由に飲むことができます。
乾杯カクテルの時間帯は、生ハム、チーズ、キッシュ、ラザニア、ケーキなどですが、ブュッフェ方式なのでそれなりにお腹一杯になります。でも僕たちはそれでも足りず、ウォーターズ竹芝のレストランでパスタとピザをテイクアウトして部屋のバルコニーで食べましたが……。

クラブラウンジのフード類はすごく充実しているというわけではないですが、テラス席とそこから眺める景色が素晴らしいので、心がとても満たされます。
クラブラウンジの営業終了、会員制のプライベートサロンへ
フードプレゼンテーションやテラス席からの眺望が大変素晴らしいクラブラウンジ「クラブメズム」ですが、残念なことに2021年4月で営業終了となり、現在は会員制のプライベートサロンになっています。したがって、マリオットのメンバーで無料で利用できるのはアンバサダーエリートのみとなり、チタンやプラチナでも無料での利用はできなくなりました。
ラウンジ無料を目的にプラチナを目指していたので非常に残念です。入会金100,000円、年会費1,200,000円とのことですが、この金額を払って利用する人はいるのでしょうか……。

今後はもうラウンジは利用できなくなったと思ってショックを受けていましたが、ネットで色々調べたところ今後もクラブメズムへのアクセス権付き宿泊プランを予約すれば会員でなくても利用は可能のようです。
気になるのはサービス内容がどう変わるかですが、現在は有料でルームサービスのようなフードを注文できるようになった代わりに、無料で食べられるのは乾きもの、フィナンシェ、チョコなどに限定されているようです。朝食もビュッフェ方式での提供ではなくなり、朝食レストラン「シェフズ・シアター」でのセットメニューになっています。
感想
今まで泊まった都内のホテル中では眺望が最も素晴らしいホテルでした。メズム東京に泊まるまではコンラッド東京のガーデンビューからの眺望が一番好きでしたが、客室のバルコニーやクラブラウンジのテラス席から眺める景色はガラス窓を隔てることなく、風の音や鳥の鳴き声も聞こえてくるので、よりリアルに自然との一体感を感じることができました。

一方で残念なところは、このクラスのホテルであれば当然あってほしいプールと充実したフィトネスジムがないことです(小さなフィットネスはありますが、有酸素系のマシーンが中心で少し物足りないです)。
であるからこそなおさら、クラブラウンジの存在が重要になってきます。2021年4月からの方針転換はおそらく利用者が多すぎて入場制限をかけざるを得ない日もあったクラブラウンジの利用者数をコントロールすることにあると思いますが、追加料金を払ってでも十分利用する価値はあると思うので、今までと同じようにビュッフェ方式のフードプレゼンテーションが行われるならまたぜひ記念日などに泊まりたいです。